愛媛県今治市にある加計学園運営の岡山理科大学獣医学部では愛媛県の中村時弘知事が6月30日に「東京はじめ首都圏への移動に気を付けてほしい」と県民に呼びかけ、訪問した場合、帰県後は2週間程度健康観察をと要請しているのを受け「埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県を移動制限自治体とする」とし、移動を控えるよう指示している。
やむなく移動せざるを得ない場合には「教学・学生支援課に届け出ること」「今治市(居住している市町村)に戻った翌日から7日間はアパート(自宅)での観察期間として出勤しないこと」「移動及び自宅待機中に必ず毎日Mylogで健康状態の報告をすること」「6月2日配付のガイドラインを守ること」を指示。
さらに「近親者等の来訪者が埼玉、千葉、東京、神奈川から来た場合、本人は来訪者が戻った翌日から7日間はアパート(自宅)での観察期間として出勤しないこと。その間も必ず毎日Mylogで健康状態の報告をすること」と指示。
このほか、キャンパス内ではマスクの着用、手指の消毒、話すときは1メートル以上の距離を保つことなどを来学者に要請している。
また「今後の感染者数の状況によっては国あるいは首都圏の自治体による制限の有無にかかわらず、東京を含む首都圏への移動を制限する可能性がある」と理解を求めている。
また教員を通して「ゼミ・授業に来た学生に対しては『大学ではマスクを着用し、こまめに手を洗って下さい。咳エチケットを守って咳やクシャミで飛沫を飛ばさないで下さい。部屋のドアノブ、机、 マイク、物品等からの感染に気を付け、触った後には手洗い・消毒を行うよう努めて下さい』と、呼びかけをし、自らもそのルールを実践すること」。「室内では10分に一度の割合で換気をするよう学生に指示するか、自分で換気をすること」(6月2日付けガイドライン)などを求めている。(編集担当:森高龍二)