宮城県で捕獲のシカの肉など出荷認可へ

2020年07月29日 06:04

 東電原発事故により出荷制限されていた宮城県で捕獲のシカの肉や露地栽培の原木シイタケが検査の上で基準値以下だったものについて出荷することが相次ぎ、認可された。

 それによるとニホンジカの肉については食肉加工を目的として石巻市の食肉処理加工施設「丸信ワイルド ミート(宮城県石巻市小船越字内田23-1)」「アントラークラフツ(宮城県石巻市小積浜字谷川道44)」、女川町の食肉処理加工施設「三陸リアス式ジビエ管理組合(宮城県牡鹿郡女川町鷲神二丁 目13番地2)」が受け入れたニホンジカ肉については、全頭、宮城県か宮城県指定の検査機関で放射性物質についての精密検査を行い、放射性セシウムの検査結果が 100 ㏃/kg 以下の場合は出荷しても差し支えないものとする、としている。

 受け入れるニホンジカ個体は石巻市職員(嘱託員)、女川町職員の立ち会いの下で捕獲者、 捕獲日時、 捕獲場所等、ニホンジカ個体の捕獲に関する情報を確認して処理加工施設が引渡を受けることとしている。また処理加工施設はニホンジカ個体を受け入れるに当たって作成した搬入・処理管理台帳の写しを石巻市及び女川町に提出、これを宮城県に提出し、両者で情報共有し、管理にあたるとしている。(編集担当:森高龍二)