桜を見る会「前夜祭」を巡る安倍晋三総理の国会答弁が虚偽だった色合いが深まるなか、衆議院予算委員会野党筆頭理事の辻元きよみ衆院議員は「安倍前総理自身が政治資金規正法や公職選挙法違反に問われかねない事件に発展しそう」と提起。総理の虚偽答弁に対しては「自民党も怒らなあかん話」と立法府の一員としての行動を求めた。
また辻元議員は「野党はまだ桜、と言われますが、安倍前総理がまだ説明していないという事態」と「国会で事実の説明をするよう」呼び掛ける。
辻元議員は「今、司法の手で捜査のようなことも行われているが、日本は三権分立の国なので、『立法府は立法府で、安倍前総理に国会に来ていただいて真実を語っていただかなければなりません』。これには与党・野党関係ありません」と安倍氏が総理だった時に虚偽答弁をしてきた疑義は『立法府』の問題で、国会招致が必要と訴えている。辻元議員は「自民党も怒らなあかん話」とし、立法府の一員としての行動を求めている。
そうした中、NHK日曜討論など公の場で野党だけでなく、与党内からも「安倍氏は自らの言葉で、国会で説明責任を果たすべき」(野田聖子幹事長代行)との声が聞かれるようになってきた。総理・閣僚・官僚の国会答弁は「事実に基づく答弁」でなければ議会制民主主義が成り立たない。与党に毅然とした対応がとれるのかどうかが問われている。(編集担当:森高龍二)