米の流通価格が昨年同月比で2桁上昇している。東日本大震災が主な要因だと米穀流通業者は語る。農水省では推移を注視していくとしている。
農水省の集出荷段階での23年産米の主な産地銘柄取引価格(9月速報値)でも徳島県産のコシヒカリ(玄米60キログラム)は昨年同月より3688円、率にして30%高の1万5954円になっている。
主な銘柄のほとんどが10%から20%台の値上がりをみせており、全銘柄の平均価格は1万5196円と昨年同月より17%アップして取引されている。
最も高いのは新潟産コシヒカリ(魚沼産)で2万2704円。新潟産コシヒカリは一般でも1万7952円と前年同月比で2604円、率にして17%高での取引になっている。(編集担当:福角忠夫)