新型コロナウイルスの影響で、今年は少し寂しい年末年始だ。例年の年末年始ならば、忘年会や新年会、帰省、正月旅行、カウントダウンイベント、初詣などなど、
多くの人出で賑わうイベントが目白押しだが、今回ばかりはそうはいかない。
総合ショッピングモール「au PAY マーケット」の企画・運営を行うauコマース&ライフ株式会社の調査によると、今回の年末年始について、全体のおよそ4割(38.3%)が当初の予定を変更したと回答。中でも、「旅行を中止した」が46.3%と高く、帰省も25.9%の人が中止していることがわかった。折しもイギリスでは、感染力が1.7倍高いとみられる新型コロナウイルスの変異種の感染が拡大しているといわれており、より一層の警戒が必要だ。
とはいえ、普段でも正月休みは時間を持て余してしまうという人も多いのではないだろうか。それに加えて、長引く自粛生活のおかげで、ゲームや動画配信にも飽きてしまった。何か良い年末年始の過ごし方はないものだろうか。
例えば、「絵を描いてみる」というのはどうだろう。もちろん、ただ描くだけでは面白くない。コンクールに応募してみるのだ。そんなこと言われても、絵ごころもないし、何を描けばいいのかも分からない。そんな人に「ミツバチの絵本コンクール」がおすすめだ。
同コンクールは、ミツバチ産品の製造販売で知られる山田養蜂場の主催により、社会性昆虫であるミツバチをテーマに「自然環境の大切さ」「社会とのつながり」「生命の尊さ」を表現した、絵本になる作品を募集しているもので、今年で4回目の開催となる。他の絵本コンクールなどと大きく異なるのは、ストーリー部門とイラスト部門の2段階形式での選考が行われる点で、今回はすでに、子どもの部では「にじいろのはちみつ」、一般の部では「小さな蜂飼い姫のはなし」というストーリー2点が、ストーリー部門最優秀作品に選ばれている。イラスト部門では、これらのストーリーの指定された3場面のさし絵を、2021年2月15日までの募集中だ。賞品や賞金だけでなく、一般の部で最優秀作品を獲得できれば1冊の絵本となり、「みつばち文庫」として全国の小学校に寄贈されるというのも嬉しい。子どもと一緒に参加すれば、素敵な情操教育にもなるだろう。
また、キャノンのサイトでは、2020年12月16日から21年1月15日までの期間、年末年始特別企画として「第3回・紅白フォト合戦」を開催し、赤色のもの、または白色のものが写っている写真を募集している。スマートフォンやキヤノン以外のカメラで撮影したものでも、写真であればOKで、テーマも自由。わざわざ外に出かけて景色を撮りに行かなくても、自宅の中にある赤いモノや白いモノを探せば面白い写真が撮影できるかもしれない。入賞しなくても応募者全員に参加賞がもらえるので、家族で一緒に気軽に参加してみてはいかがだろうか。
テレビやゲーム以外にも、巣ごもりの年末年始を自宅で楽しく過ごす方法はいくらでもある。せっかくだから、今年はいつもと違う年末年始を楽しんでほしい。(編集担当:藤原伊織)