赤羽一嘉国交大臣は12日の記者会見で「空飛ぶクルマ」実現への環境整備へ、2023年までに運航を開始させるために必要な基準、手続きについて明らかにするよう要望を受けているとして、新たな措置3点を発表した。
赤羽大臣は(1)今年度中に試験飛行の関連条文の一覧、試験飛行の許可事例を公表するとしたほか(2)具体的な実証実験の計画を踏まえ、2021年度のできる限り早い時期に、試験飛行のガイドラインを新たに策定し、公表するとしている。
また(3)2023年の事業スタートに必要な基準や手続についても、事業者や地域において、運航体制の整備や機体開発などが円滑に進むよう、官民協議会の議論を踏まえ、順次公表していくと語った。
赤羽大臣は「空飛ぶクルマについては離島や過疎地での移動、災害時の人命救助や物資支援など様々な活用が期待されている」とし「経済産業省とともに官民一体となって空飛ぶクルマの実現に向けた取り組みを進めており、必要な環境整備について引き続き官民で連携を図りながら取り組んでいく」と語った。(編集担当:森高龍二)