女性蔑視発言で引責辞任した東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の後任に18日、橋本聖子オリンピック担当大臣の就任が決まった。オリンピック担当大臣には元オリンピック担当大臣の自民党・丸川珠代参院議員が決まった。
橋本会長は同日、記者会見し「スピード感をもって、皆様の組織委員会への信頼回復に努めていきたい」と述べた。また「自信と誇りにあふれる東京大会にするべく、アスリートファーストの視点をしっかり見据えながらミッションを果たしていく。アスリート出身の私として、全力を尽くしてまいりたい」と強調した。
森発言はオリンピック憲章に反するものでもあったが、辞任まで時間がかかったことから抗議するとして協力参加を予定していた700人を超えるボランティアが辞退し、聖火ランナーの辞退者も相次いだ。このことから橋本会長は「皆さんにもう一度、東京2020大会の一役を担っていただけるように、ぜひボランティアとして参加いただけるように準備していきたい」と再びの参加を呼び掛けた。(編集担当:森高龍二)