ホンダ、インドネシアで全ての二輪車にPGM-FIを搭載

2011年11月25日 11:00

 Hondaのインドネシアの二輪車生産・販売合弁会社であるピー・ティ・アストラ・ホンダ・モーターは、2013年末までに環境性能に優れた電子制御燃料噴射装置PGM-FI(Programmed Fuel Injection)をインドネシア生産の全二輪車に搭載する「FI全適宣言」を発表した。これはインドネシアで2013年に導入予定の新排出ガス規制を先取りしたものだという。

 PGM-FIは、常に最適な燃料の噴射を電子制御で実現することにより、動力性能と燃費性能を両立させながら排出ガスのクリーン化に寄与する。この「FI全適宣言」の第一弾として、メットインをインドネシアに浸透させたモデルとしてすでに多くのユーザーから好評を得ているスクーター「Spacy Helm-In」とカブタイプ「Supra X 125 Helm-In」のPGM-FI搭載タイプを発表。求めやすい価格で提供することにより、FIモデルの普及促進を図り、環境負荷低減への取り組みを加速させていく。

 なおHondaは、1971年にインドネシアでの二輪車生産を開始し、今年2011年3月に生産累計3,000万台を達成している。インドネシアの二輪車市場は成長著しく、2011年の総需要は過去最高を更新する800万台を超える見通しで、ピー・ティ・アストラ・ホンダ・モーターの2011年の販売見通しは約427万台と、2010年の販売実績342万台を約25%上回る見込みだという。