赤羽一嘉国土交通大臣は19日の記者会見で「GoToトラベル」の再開時期について「今すぐにGoToトラベルを再開することは簡単ではない」との認識を示し「全国的にステージ2相当以下になり、本当に国民の皆さんが安心して観光を楽しめるような状況になることが大前提と思っている」と語った。
赤羽大臣は「緊急事態宣言下でGoToトラベル事業が全国で停止している間、リモート会議や出張の合間に様々な観光地の首長さん、観光関連事業者・交通関連事業者の皆さんと断続的に意見交換をさせていただいているが、2月、3月になり先が見通せない、資金繰りが大変厳しくなっているという状況が相当色濃くなってきている。観光は大変裾野の広い、雇用の大きい産業なので、国土交通省としてどのような支援ができるか、しっかりと検討しなければならないと思っている」と国交省としてできる支援策を探る姿勢を見せた。
GoToキャンペーンに関しては今年度第3次補正予算で9300億円が充てられているが、赤羽大臣は立憲民主党の蓮舫代表代行に19日の参院予算委員会で執行状況を聞かれ「緊急事態宣言が続いて執行されていない」と答弁した。蓮舫氏はそのお金を困窮者らのために回すよう求めた。(編集担当:森高龍二)