GoToの成果強調 大企業非正規対応も検討中

2021年02月04日 06:52

 菅義偉総理は2日の記者会見で「GoTo」について「地方経済の大きな下支えになったことも事実。民間の企業の中で経済効果5兆円、雇用効果46万人という数字もある。そうした地方の経済の下支えをしてくれている」と効果があったと強調した。

 そのうえで「私自身が12月14日に全国一時停止を判断したわけだが、コロナ対策の感染阻止に優先して取り組んでいることが分かっていただけるのではないか」と語った。

 長引くコロナの影響での生活支援に関して、菅総理は「手元の生活資金にお困りの方には緊急小口資金などでお応えする。現在、140万円の限度額を200万円まで拡大する。所得が減っている方々には返済を免除する。収入が減少し家賃にお困りの方には住居確保給付金を用意しているが、給付金の再度の支給により、更に3か月分の家賃を支援する」と語った。

また「大企業の非正規の方々について『休業手当の支払いが行われない』、『雇用調整助成金が活用されない』といった問題についても検討を進めており、早急にしっかりと対応いたします」と問題になっている大企業で働く非正規社員に対する手当を早々に行うため、検討中だとした。(編集担当:森高龍二)