水産庁は5日、21年の日本200海里水域での我が国漁船によるロシア系さけ・ますの操業条件等、ロシア200海里水域での我が国漁船によるロシア系さけ・ますの操業条件等が妥結したとして、結果を発表した。
それによると、日本200海里水域分については、漁獲量は20年と同様、2050トンとする。内訳では「 からふとます、べにざけ、ぎんざけ、ますのすけで計1550トン(べにざけ、ぎんざけ、ますのすけについては3種合わせて1隻当たり1トン以内とする)。しろざけが500トン。
漁業協力金も20年同様の2億6000万円~3億13万円の範囲で漁獲実績に応じて決定することとしている。
ロシア200海里水域分に関しては 「昨年に引き続き、漁船1隻により、曳き網による採算性の向上を目的とした試験的な操業を行う」とし、漁獲割当量は20年と同じ125トン。内訳はべにざけが20年より10トン少ない15トン、しろざけが20年より1トン少ない24トン、からふとますが11トン増えて81トン、ぎんざけは3トン(20年と同じ)ますのすけ2トン(20年と同じ)。入漁料は約2433万円(20年と同じ)。操業期間に関しては6月1日~7月31日までのうちの36日間とすることで合意した。(編集担当:森高龍二)