LGBTへの理解促進を図る法案を巡り、自民・立憲の国対委員長間で、今国会での法案提出見送りで合意したと発言し、立憲側から「合意事実はない。事実無根。他党を巻き込むな」と強い抗議が相次いでいた問題で、合意発言をした自民党の下村博文政調会長は3日「事実誤認だった。訂正の上、関係者にお詫びする」と陳謝した。
立憲民主党は「自民党以外の政党は法案を早く成立させたいと思っており、自民党総務会で了承されれば、今国会中の成立は可能という考えに変わりはない」とアピールしている。
また立憲の辻元きよみ副代表は「私が国対委員長のときもメディアを通して情報操作されたことが時折あった。でも自民党さん、さすがにこれは筋が違う。私たち立憲民主党は『自民党も含む』超党派議連でまとめたLGBT法案の成立に全力をつくします。まだ、間に合う。私、あきらめへんで!!」と感嘆符2つ付きで今国会での成立を図るよう、決意とともに超党派議連での法案であることから、自民党に成立に努めるよう求めている。
蓮舫代表代行も「自民党内の手続きを終えてくだされば、この国会で法案を通すと超党派で決めています。止めているのは、ただ、自民党です」と自民党対応を問題視。福山哲郎幹事長も「自民党が提出できないだけだ。立憲は、国会日程は協力するとすでに表明している。提出できない理由は『自民党内がまとまらない』から。それに尽きる」と自民党に法案成立へ努力を続けるよう求めた。(編集担当:森高龍二)