立憲民主党、日本共産党、国民民主党、社会民主党の4党は10日、党首会談を開き、自民党・公明党に対して「国会会期の大幅延長を求める」ことで一致した。
国会の場で新型コロナウイルス感染症対策はじめパンデミック下のオリンピックをなぜ開催するのか、新型コロナウイルスに打ち勝つための大型補正予算の編成について、政府に対し提案や質疑が必要だとしている。菅義偉総理は会期延長に「国会のことは国会で」と自民総裁として自党に働きかける考えのないことを9日の党首討論で示している。
野党4党は今国会の会期末が今月16日になっているため、17日から3か月の延長を求めるとしている。
立憲の泉健太政調会長は10日の記者会見で、五輪について「われわれとしては『この状況では(五輪・パラリンピック大会は)できない』ということを繰り返し述べている。しかし、政府がこのまま突っ込む姿勢であるなら、とにもかくにも国民の命と健康を守らなければいけない。さまざまな条件を訴えていかなければならない」と語った。(編集担当:森高龍二)