高齢者へのワクチン接種7月に終える目標へ全力

2021年07月16日 06:17

 菅義偉総理は14日、新型コロナウイルス感染症対策で休業要請などに応じず酒類提供を続ける飲食店への金融機関や酒販業者に対する働き掛けについて「(こうした)要請の具体的内容について議論したことはない」とした。

そのうえで「既に要請は撤回されているが、多くの皆様方に大変御迷惑をお掛けしたことについて、私からもお詫び申し上げたい」と陳謝した。

 また、要請元の西村康稔経済再生担当大臣について菅総理は「西村大臣は感染防止のために朝から夜まで頭が一杯で、いろんな対策を練ってきていると思っている。そういう中で、やはり丁寧に説明していく事が大事かなと思う」と対策に追われる西村大臣の立場を思いやった。

 菅総理はコロナ感染拡大防止策に関しては「最大の切り札はワクチンだと思っている」と改めてワクチン接種率をあげていくことが大事だとした。

菅総理は「ワクチン接種に今、全力を挙げている。7月一杯に65歳以上の高齢者の方の接種を終えたいと発言してきた。第1回は76パーセントぐらい、2回目の接種も40パーセント後半に迫っているので、何とか実現したい。とにかく自治体の皆さんに御協力いただいて、今の体制でも120万回くらいはできる体制を組んでいるので、まずそのことを実現し、安心・安全の日常を取り戻すことに全力で頑張っていきたい」と高齢者へのワクチン接種を7月中に終える目標へ全力を注ぐ考えを強調した。(編集担当:森高龍二)