五輪は自宅テレビ、テレワークも協力要請 総理

2021年07月24日 08:36

 菅義偉総理は21日の記者会見でオリンピック開幕について「世界の選手の皆さんの活躍によって、若者や子供たちに夢とか感動を与えられる最高の機会になることを期待します。また、日本の選手団の皆さんには持てる力を十分発揮していただいて、最高のパフォーマンスを見せてほしい」と語った。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続く中での開幕だが、菅総理は「感染防止に全力を尽くし、大会を成功させる努力をしたい。国民の皆さんには御自宅で、テレビなどで声援を送っていただきたい。テレワーク、その他の方法で交通量の抑制にも御協力いただきたい」と人流抑制に協力を求めた。

 オリンピックに続いて開催するパラリンピックについて、菅総理は「感染状況が変わってきたら5団体(IOC、IPC、都、組織委員会、政府)で対応を考えることになっているので有観客の中で、と思う」と感染状況次第で観戦者を入れた大会にしたい意向を示した。

 オリンピック・パラリンピック関係者と一般国民との動線が一緒になっているところがあるとの報道に関して「IOC(国際オリンピック委員会)にもしっかり対応してほしいと思いますし、組織委員会と連携して、そこはしっかり守っていきたい」とし、ルールに基づき徹底させる考えを強調した。(編集担当:森高龍二)