南北間の通信連絡線復旧を日韓が評価し、共有

2021年08月04日 06:32

 外務省は船越健裕アジア大洋州局長と北朝鮮問題を担当する魯圭悳(ノ・ギュドク)朝鮮半島平和交渉本部長が2日電話会談し「最近の北朝鮮情勢について意見交換を行うとともに、最近の日米韓のやり取りも踏まえつつ、引き続き、北朝鮮をめぐる問題の解決に向けて、日韓、日韓米三か国で緊密に連携していくことを確認した」と発表した。

 韓国の聯合ニュースも2日、両者の会談について韓国外交部が、両者が会談し「南北間の通信連絡線が復旧した先月末以降の朝鮮半島情勢に対する評価を共有した」としたことを伝えた。

 聯合ニュースは「韓国政府は通信連絡線の復旧以降、北朝鮮を対話のテーブルに引き戻すため、米国や日本と協調しており、両国も最近の状況を肯定的に評価している」と伝えた。

 また、聯合ニュースは3日「韓国国防部の夫勝チャン(プ・スンチャン)報道官が3日の定例会見で、北朝鮮が同日午前、艦艇間のホットライン(国際商船共通網)に応答したと明らかにした。北朝鮮が国際商船共通網に応答するのは先月27日、南北の軍通信線が復旧してから初めて」と報じ、実効性が伴ってきたことを示した。(編集担当:森高龍二)