自民党内で何やってもしょうがない状況 志位氏

2021年08月31日 06:52

 日本共産党の志位和夫委員長はコロナ対応の失敗は菅義偉首相ひとりの責任でなく、自民党・公明党の共同責任」とツイッターで指摘。そのうえで「首のすげかえですむ話ではありません」と菅内閣と与党の責任を断じた。

 志位氏は「自民党の枠内では『何をやってもしょうがない状況』なのです」と断じた。自民党総裁選を踏まえてのツイッター発信とみられる。

 その自民党総裁選(9月29日投開票)では菅総理(総裁)のほか、元政調会長の岸田文雄氏が「総裁を除き、党役員の任期を1期1年とし、続投は3期まで」と人事刷新が容易に図れるよう党人事の活性化につなげることも含む自民改革案を提示して出馬を表明。

 また高市早苗元総務大臣も出馬を表明している。ただし、高市氏が推薦人20人を確保できるかどうかは不透明。26日のBS日テレの報道番組では、20人確保の手ごたえについて問われ「わかりません。これからの努力だと思う」と答える状況だった。

 一方、自身のツイッターで総裁選出馬に必要な20人の推薦人について、27日に「すでに20人以上の協力をもらえる予定だ」と意欲を示していた下村博文政調会長は、30日の菅総理との会談で、総裁選出馬か、政調会長辞任かを迫らせて出馬を断念。ネット上では出馬するなら「加計学園グループからの献金のことをきちんと説明すべき」と疑惑への説明をさきにするよう求める声も上がっていた。(編集担当:森高龍二)