SUBARUは9月2日、日本仕様の新型「レガシィ・アウトバック」を初公開し、国内SUBARU販売店で先行予約を開始すると発表した。
レガシィ・アウトバックは、1995年に北米市場で誕生(日本市場では、同年に「レガシィ グランドワゴン」の名称で発売)以来、乗用車とSUVの長所を融合させたクロスオーバーSUVとして歴史を積み重ねてきた。
歴代モデルはいずれも、どこまでも走り続けられるような安心感と快適性、荷物を効率的に積める高い積載性のラゲッジ、質感の高い内装といった、クルマとしての本質的価値をアップデートし、乗る人の生活をさらに豊かなものにするパートナーとして信頼を築き上げてきた。なかでも北米では、SUBARUのフラッグシップクロスオーバーSUVとして、唯一無二のキャラクターを確立した独創的なモデルである。
今回の新型でも、「知的好奇心を刺激し、新たな発見を促すクロスオーバー」というコンセプトは不変ながら、歴代モデルが連綿と培ってきた価値に最新の技術を組み合わせ、さらなる進化を遂げている。
エクステリアは、スピード感のあるシルエットに厚みを強調したボディパネルや力強さを表現したクラッディングを組み合わせ、ひと目見ただけで感じられるアクティブでタフな印象を与えるデザインとした。ボディサイズは全長×全幅×全高4870×1875×1670mm、ホイールベース2745mmと北米を見据えて大柄だが、軒並み国産車が大型化するなかで“大きすぎる”というネガティブな反応も影を潜めつつあるように思う。
インテリアには、ハーマンカードンサウンドシステムや本革シート(ナッパレザー)を採用し、フラッグシップクロスオーバーSUVとしての上質感を演出した。さらに大型センターインフォメーションディスプレイや、フル液晶メーターで構成されたデジタルコックピットは、運転に必要な情報の認知から操作を、よりスマートにサポートする。
搭載するパワーユニット「CB18型」は、低回転域から力強いトルクを発生させる1.8リッター水平対向4気筒DOHC直噴ターボエンジンを採用。その出力&トルクは177ps /300Nmを発揮する。
またスバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造などによる車体剛性の最適化で、動的質感と衝突安全性能を大幅に向上させた。
先進安全装備では、現実解における実用性を進化させた「新世代アイサイト」や、3D高精度地図データを採用した高度運転支援システム「アイサイトX(エックス)」を全車標準装備。新次元のストレスフリーなセイフティドライビングを実現したという。価格、その他詳細は10月7日の発売を待ちたい。(編集担当:吉田恒)