岸田文雄総理は25日、テレビ会議形式で開かれたアジア欧州会合首脳会合にビデオメッセージで「地球規模課題の解決に積極的に貢献するとともに、新型コロナからの『より良い回復』に向けた国際的な取組みをリードしていく」と決意を示した。
気候変動への取り組みとして、岸田総理は「日本は2050年までのカーボンニュートラルに向け、2030年度の温室効果ガスを、2013年度比で46パーセント削減することを目指し、50パーセントの高みに向け挑戦を続けていく」と改めて世界に向け発信した。
また岸田総理は国内で目指す方向性について「成長と分配の好循環とコロナ後の新しい社会の開拓をコンセプトとする新しい資本主義の実現を目指している」と語った。
その実現のために「予算、税、制度改革、インフラなど総合的に「成長戦略」、「分配戦略」を積極的に講じていく。地域全体の成長と健全な中間層の形成に貢献していく」との考えを述べた。(編集担当:森高龍二)