3回目のワクチン接種を最大限迅速にと志位氏

2022年01月05日 07:54

 日本共産党の志位和夫委員長は4日の「22年党旗開き」であいさつし、冒頭で「新型コロナウイルスのオミクロン株が世界各国で急速な感染拡大を惹き起こしている。日本でも今後、感染拡大が急速に進むことを想定した対策が必要」と提起。重症化リスクの高い高齢者などを中心に6か月後の3回目のワクチン接種を最大限迅速に行うことなど、数点にわたり緊急対策をとるよう政府に求めた。

 この中で志位氏は(1)高齢者施設や医療機関に対して積極的な定期検査を行う方針を明確に打ち出し、自治体の取り組みを全面的に支援すること(2)無症状者を対象に、いつでも、だれでも、無料で受けられるPCR検査を全国的に行うとともに陽性者を保護すること(3)陽性者を自宅に置き去りにせず、重症化を防ぐ医療を提供するために、地域の医療機関の連携と体制の強化を図る事。

 (4)発熱外来への体制支援への補助金の復活、診療報酬の引き上げなど医療機関への十分な支援を行うこと(5)保健所の恒常的な職員増など、体制強化に取り組むことなどをあげた。そのうえで「新型コロナから命と国民を守る戦いに引き続き全力をあげる決意を念頭にあたり固め会いたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)