多様な意見に耳傾け、良法に躊躇なく政策見直す

2021年12月31日 06:36

 岸田文雄総理は29日、国民に向けて「年末年始は忘年会や新年会、帰省、旅行など、友達や家族との楽しみがたくさんあると思います。その際には、今一度、手洗い、マスクの着用、3密の回避など、基本的な感染防止対策を徹底していただきますようお願いします」と感染防止対策に3密などを避けるよう、改めて協力を要請するメッセージを発信した。

 また、岸田内閣の政治姿勢として「国民の皆様の思いに応えられるよう、国民の声を聞く丁寧で寛容な政治を進めます。『国民の声を聞く』とは、多様な意見に丁寧に耳を傾け、より良い方法やアイディアがあれば、躊躇なく取り入れ、政策を常に見直し・改善していくこと。大切なことは、国民にとって何がベストかを徹底して追い求め続けることです。ともにより良い未来を築いていきましょう」と呼び掛けた。

 今年1年をふりかえり、岸田総理は「コロナ対応に明け暮れた1年」としたうえで「明るい未来への兆しもありました」と述べ、「夏の東京オリンピック、パラリンピックをはじめ、野球、テニス、ゴルフなど、日本の選手が世界の舞台で最高の活躍を見せてくれました。科学技術、文化芸能をはじめ、多くの分野で日本人が世界的な評価を受け、若い才能も開花しました。そんな明るい未来への兆しを確かなものにしていくために、この年末年始、国民の皆様にお願いです」と感染防止対策に3密などを避けるよう、改めて協力を要請。

 岸田総理は「オミクロン株が世界的な感染拡大をもたらしています。我が国としては万全の水際措置を取るとともに、国内での感染拡大という最悪の事態も想定しながら、3回目のワクチン接種の前倒し、無料のPCR検査の拡大、飲める治療薬の普及、医療提供体制の確保に万全を尽くしています」と政府としての取り組みを説明した。(編集担当:森高龍二)