参院選1人区「野党候補1本化」成功の鍵は立憲

2022年01月27日 07:00

 立憲民主党の逢坂誠二代表代行は25日の記者会見で、夏の参院選挙、定数1人区(32)の候補者一本化について「とにかく、できる限り1人区については一本化していくことが望ましいとの姿勢で臨んでいく」と一本化を目指す姿勢を強調した。

 また日本共産党は一本化への正式な政党間協議を早くする必要があるとして立憲に申し入れているが、逢坂氏はこの点について「申し入れについては幹事長のところに連絡が来ていると幹事長から伺っている」と答えたが、いつまでに対応するのかまでは言及しなかった。

 日本共産党の小池晃書記局長は24日の記者会見で「参議院選挙での野党共闘に向けた正式な政党間協議は未だに始まっていない。タイムリミットが近づきつつあると認識している」と早急に始める必要があるとの思いを強く示した。

 また「立憲民主党に対し、参院選挙に向けた正式な政党間協議を速やかに開始することを呼び掛ける」と述べていた。

 共闘にあたって小池氏は「総選挙の教訓から2点強調したい」とし「共闘に参加する政党の対等・平等、相互尊重を貫いてこそ、共闘は力を発揮することができるということ」「共闘体制を一刻も早く構築すべきこと」と指摘。

 小池氏は「政党間協議を呼びかけつつ、全国32の1人区での候補者擁立作業も加速させていく」とも語っている。ただ野党候補一本化を優先する考えが基本スタンスであることは明確にしている。立憲の野党第1党としてのリーダーシップが野党候補1本化に強く求められている。(編集担当:森高龍二)