岸田文雄総理は7日、感染力の強い新型コロナウイルス・オミクロン株対応で「ワクチンの3回目接種は発症予防・重症化予防の要だ」とし「2月から一般高齢者の前倒し接種が本格化しており、国・自治体・企業挙げて、2月のできるだけ早期に1日100万回までペースアップするよう、取り組みを強化していく」と関係閣僚に全力であたるよう指示した。
岸田総理は「自治体に配布したワクチンなども活用し、地域におけるエッセンシャルワーカーに対する接種も進める必要がある」とし「保育所や学校での感染が拡大している実態を踏まえ、文科大臣、厚労大臣は都道府県や市町村に対し、教職員、保育士などに対する積極的な接種促進を働きかけること。国家公安委員長、総務大臣は警察官、消防職員への接種を進めていただくようお願いする」とした。
そのうえで「防衛大臣の下で自衛隊の大規模接種会場における接種回数を昨年並みまで引き上げて自治体の取り組みを支援するとともに、職域接種の単価引上げなど、接種促進のための環境整備を進めていく。国家公務員についても治安・災害等に当たる職員から順次、接種を進めていただきたい」とした。(編集担当:森高龍二)