国連改革にこれまで以上に取り組む 岸田総理

2022年03月25日 06:08

 岸田文雄総理は23日、ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説を受け「ゼレンスキー大統領が極めて困難な状況の中で、祖国を、そしてウクライナの国民を強い決意と勇気で守り抜いていこうとする姿に感銘を受けました。ロシアにおいては、学校や病院など見境のない攻撃が行われ、そして罪のない多くの市民が尊い命を失っている。こうした民間人、あるいは民間施設に対する非情な攻撃、これは許してはならない」と強調。

 岸田総理は「ロシアの暴挙を決して許してはならず、困難に直面するウクライナの方々を国際社会全体でしっかり支えていかなければならない。我が国としてもロシアに対する更なる制裁、またこれまで表明した1億ドルの人道支援に加えて、追加の人道支援も考えていきたい」と語り、G7首脳会合でも、追加の人道支援を表明する考えを示した。

 また国連改革に関して、岸田総理は「国際社会の平和や安定に大きな責任を持つ国連常任理事国であるロシアが暴挙に出たので、国連を始め様々な国際的な枠組みの意味や今後の行動の在り方が改めて問われる事態ではないか。国連改革については国連安保理を始めとする役割についても議論していかなければならない。国連改革にこれまで以上にしっかり取り組んでいかなければならない」と意欲を見せた。(編集担当:森高龍二)