日本と豪州、カナダ、チリ、韓国、ニュージーランド、米国の7か国はロシアに対し、ウクライナへの武力行使の即時停止と無条件で軍隊を完全撤退させることを強く要求するとする「共同プレスリリース」を23日までに発表した。
それによると「我々は、ロシアによるウクライナに対するいわれのない侵略戦争を最も強い言葉で非難する」とし「ロシアの行為で引き起こされた人道的状況の悪化と世界の食料及びエネルギー安全保障に対する脅威に対し深刻な懸念を表明する」としている。
また「ロシアの行為は世界経済と世界のサプライチェーンを更に不安定化させている。また新型コロナウイルス感染症から回復する能力を弱体化させている」と非難した。
また「エネルギー市場の不安定性について懸念を表明する」とし「APEC地域におけるエネルギー強靱性、アクセス、安全保障を促進する必要性を強調する」としている。7か国は「ロシアの侵略による食料不安の高まりは、世界中で特に不均衡に最も脆弱な層の人々に感じられている」と弱者に大きな影を落とす問題の深刻さを訴えている。(編集担当:森高龍二)