広島でG7の意思「歴史に残る重みもって示す」

2022年05月25日 07:39

 岸田文雄総理は日米共同記者会見で、来年のG7の議長国を日本が務めることになっていることから、来年のG7サミット開催地を「広島」にすることで「成功に向けてともに取り組むことを確認した」と表明した。

 岸田総理は23日の共同記者会見で広島での開催について「世界が、ウクライナ侵略、大量破壊兵器の使用リスクの高まりという未曽有の危機に直面している中、来年のG7サミットでは、武力侵略も、核兵器による脅かしも、国際秩序の転覆の試みも、断固として拒否するというG7の意思を歴史に残る重みをもって示したいと考えている」と強調した。

 また「唯一の戦争被爆国である日本の総理大臣として、私は広島ほど平和へのコミットメントを示すのにふさわしい場所はないと考えている」とし「核兵器の惨禍を人類が二度と起こさないとの誓いを世界に示し、バイデン大統領を始め、G7首脳と共に、平和のモニュメントの前で、平和と世界秩序と価値観を守るために結束していくことを確認したい」と語った。(編集担当:森高龍二)