どの基準で何通招待状送付 政府に辻元参院議員

2022年09月16日 07:24

 立憲民主党の辻元きよみ参院議員は15日、安倍晋三元総理の国葬儀への招待者について、政府に対して「どのような基準で」「合計何通の招待状を送ったのか」問い合わせているとツイッターで発信した。

 また安倍総理主催で行われた「桜を見る会」で安倍氏が自身の後援会会員らを招待し「私物化」が言われたり、招待者名簿の提出を野党議員が求めた1時間後にシュレーダーに掛けられ、廃棄された経緯を踏まえ、辻元氏は「招待者や参加者名簿についても『桜』のときのように公文書管理法に違反して廃棄されないよう、公文書として保存対象になるかなども確認中」と発信した。

 辻元氏は9日に「内閣府設置法の『国の儀式』は今まで憲法7条による天皇の国事行為のみ。そこに安倍元総理の葬儀を加えるのか。人の『死』は平等です。コロナで亡くなりご葬儀もできない方もいる。また安倍元総理は統一教会と深い関係があったのでは?でも調査もせず全額国費『国葬儀』? 納得いかない。欠席します」とツイッターで欠席理由をあげて、欠席を表明していた。

 招待状を巡っては演出家の宮本亞門氏が13日「どうしてこれが僕に?何かの間違いでしょう。政治家でもなく桜を見る会すら呼ばれたことがないのに。もちろん私は行きませんが。宮本亞門」とツイッターで発信。国葬反対のハッシュタグをつけた。招待状に記された名前も「宮本亜門」と間違った文字を使用していた。
 
 葬儀委員長(岸田文雄総理)がどのような基準で何人に招待状を送っているのかについては国民の関心も集まっている。国葬儀が憲法に抵触する可能性と法的根拠に依っていないこと、全額税金で賄われることなど問題が多すぎることにも起因している。(編集担当:森高龍二)