PKOへ派遣で安全保障環境改善に寄与 防衛相

2022年09月22日 07:12

 浜田靖一防衛大臣は日本がPKOに自衛隊を派遣して30年を迎えての受け止めを記者団に聞かれ「現地ミッション司令部要員の派遣といったわが国自身の直接的な貢献と能力構築支援などの他国の活動への支援を両輪とした各種取組みを推進し、グローバルな安全保障環境の改善に寄与していきたい」との考えを述べた。

 浜田大臣は「これまで防衛省・自衛隊は約30年にわたり、カンボジア、ゴラン高原、東ティモール、南スーダンをはじめ、世界の様々な地域で国連PKO等に参加してきた」と説明。

 「南スーダンでは現在も自衛官4名が司令部要員としてUNMISSの活動に貢献している。また、国連三角パートナーシップ・プログラムへの支援として、アフリカ・アジア諸国へ陸上自衛官を派遣し、施設・医療分野での貢献を実施する等、国連PKO等で養った経験を活用し、PKO要員派遣国の能力構築支援について取組んでいる」とした。

 また「工兵マニュアルの改訂作業の議長国として、改訂作業を推進した実績から、工兵用訓練用教材の改訂及び普及等の推進にも取組んでいる」とこれまでの取組みを語った。(編集担当:森高龍二)