8年以内に充電インフラ15万基実現へ

2022年10月06日 06:42

 GX(CO2排出削減と産業競争力向上をめざすグリーントランスフォーメーション)推進を目指す政府は総合経済対策重点事項の中で自動車の電動化へ(1)8年以内に充電インフラ15万基(2)水素充てんインフラ1000基(3)13年以内に乗用車の新車販売をすべて電動車(電気自動車はじめ燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド自動車)とするため、電動車の購入やインフラ整備、蓄電池の国内製造立地推進、中小サプライヤーの業態転換を支援する。

 また「十数基の原発の再稼働や革新炉・核融合の研究開発を確実に推進する」とした。このほかLNG火力発電所での水素や石炭火力発電所でのアンモニア混焼・専焼実証、水素やアンモニアのサプライチェーンの構築に必要な研究開発の支援、中小企業向けの省エネルギー設備導入や、家庭向けの省エネルギー住宅の新築・リフォームへの支援を強化する。

 また蓄電池、水素、バイオものづくり分野について、大学・研究所といった組織を横断したチームで取組む大型研究を支援する。再生可能エネルギーの導入加速化に向けたモデル事業の推進も盛り込んだ。(編集担当:森高龍二)