年末年始の内閣改造「全く考えていない」と総理

2022年11月25日 06:54

 閣僚の事実上の更迭が相次ぎ、さらに政務3役に野党から問題追及される課題が複数あることから、年末年始にも「内閣改造」があるのではとの推測が出ていることについて、岸田文雄総理は24日、記者団に「内閣改造等については全く考えていない」と答えた。

 岸田総理は「一部報道でそういう報道があるということは承知している」としたうえで「私自身、そうしたことは全く考えておりません。今は国会に専念しなければなりませんし、年末に向けて、防衛3文書の改定を始め、様々な政治課題があります。課題に専念していかなければならない」と内閣改造の考えのないことを強調した。

 また25日から始まる国会「予算委員会」での審議について「審議される補正予算は先に決定した物価高克服・経済再生のための総合経済対策の裏付けとなるもの」と述べ「電気料金等の物価高対策、賃上げ対策、子ども・子育て支援など、国民の生活を守り、経済再生を実現するために必要な予算と思っている。政府としては1日も早い成立を図り、国民の皆さんに届けなければならない。国会審議で政府として真摯に丁寧に取組むことによって早い成立に向け努力していきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)