放射性物質の飛散状況など政府情報は徹底開示へ

2011年10月31日 11:00

 野田佳彦総理は28日開かれた衆参両院の本会議での所信表明演説で「(政府として)放射性物質の飛散状況や健康に関する情報など、持てる情報を徹底的に開示する」と述べた。

 また、放射性物質による汚染を防ぐための除染について「住民のみなさまの生活空間も含め、除染を徹底的に進めることが急務」とし「政府を挙げて取り組む体制を整備し、適切な実態把握と大規模な除染を国の責任として進める」との考えを示した。

 また、野田総理は「3次補正を実行し『ふるさと福島で生まれ、一生を過ごす』という当たり前の人生を、若者が夢として語らなくてすむ未来を必ずや取り戻そうではありませんか」と与野党の国会議員に呼びかけ、3次補正予算案と関連法案の早期成立に協力を求めた。(編集担当:福角忠夫)