高市早苗経済安全保障担当大臣は13日の記者会見で防衛費財源を巡る増税に関して、「(岸田文雄総理と)認識は違っていなかった」とし、問題は「発言のタイミングが違っただけ」と述べた。
高市氏は防衛費財源を巡る岸田総理の増税発言のタイミングに関してツイッターで「内容不明のまま総理の財源論を聞いたので唐突に感じた」「総理から突然の増税発言、反論の場もないのか」など閣内でも認識を共有できていないことを10日、11日続けて発信していた。
13日の会見で「(岸田総理に)罷免されても仕方ないという思いで申し上げている」とも語った。高市氏は11日のツイッターでは「閣僚も国家安全保障戦略の全文は見せてもらえず、私は坦務する経済安保と宇宙の部分のみ」と全体像では『蚊帳の外』に置かれた状態にあると不満も示していた。
また増税発言のタイミングについて「企業が賃上げや投資をしたら、お金が回り、結果的に税収も増えます。再来年以降の防衛費財源なら、景況を見ながらじっくり考える時間はあります。賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解出来ません」と発信していた。(編集担当:森高龍二)