里帰りの手土産は何にする? 会話も気分もはずむ、極上のお酒はいかが?

2022年12月29日 09:51

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「惣花」の歴史は古く、江戸時代末期に丹波杜氏流の酒造法を考え出した名醸家岸田忠左衛門が極意の酒として完成した銘酒

 今年は、久しぶりに行動制限が無い年末年始。実家に里帰りしたり、正月旅行を楽しもうとしたり考えている人も多いのではないだろうか。

 JR東海が発表している12月15日現在の予約状況を見てみると、12月28日(水)から1月5日(木)までの指定席の予約席数は、東海道新幹線が130万席、名古屋発着の在来線特急列車が5万席となっている。同社では期間中に378万席を用意しているというが、一部の時間帯では既に満席の予約も出ている模様。コロナ以前の2018年度と比較すると、新幹線で約76%の予約率と、依然としてコロナ禍の影響は感じさせるものの、昨年の2021年比では117%となっており、帰省などを考えている場合は、早めの予約が賢明だ。

 正月を久し振りに実家で過ごすとあって、帰りを待つ家族や親せきなどに手土産を用意するという人も多いだろう。しかし、ありきたりのお菓子では何だか物足りない。そんなときは、お正月ムードが漂う「日本酒」がお勧めだ。普段はビールや焼酎、ワインを好んで飲む人でも、お正月はおせち料理や鍋料理を囲んで、まずは極上の日本酒で厳かに乾杯したいと思うはず。久し振りに会う大切な人となら、尚更だ。

 そんな今年の特別なお正月にぴったりな日本酒が、日本盛が提案する超特撰純米吟醸の「惣花(そうはな)」だ。「惣花」の歴史は古く、江戸時代末期に丹波杜氏流の酒造法を考え出した名醸家岸田忠左衛門が極意の酒として完成した銘酒で、愛酒家として知られる幕末の土佐藩主山内容堂公や明治天皇も愛飲されていたという。また「惣花」には「あまねく愛す」という意味が込められているそうで、よくご祝儀などのめでたい席上で振る舞われていたのだとか。昭和天皇即位式でも御用酒として納入された「日本盛」が、自信と誇りを持って1世紀以上にわたり造り続ける、伝統と格式の祝賀の酒。お正月のお酒としては、これ以上のものはないだろう。

 日本酒に続いては、ワインだ。ワインは日本酒同様、奥が深く、好みも分かれる。しかも、お正月やお正月の料理に合うワインは何かと考えると、どんどん迷ってしまう。そんなときは、縁起の良いワイン、お節に合わせるなら白ワイン、それも日本原産を選んでみてはどうだろうか。料理と産地を合わせるのは、ワイン初心者にもお勧めの方法。日本料理には、同じ日本のブドウでつくられた日本ワインが間違いなく合うのだ。

 例えば、サッポロの「グランポレール甲州」。日本独自のブドウ品種である甲州種を100%使用した辛口の白ワインで、日本酒派や焼酎派でも満足の、爽やかな酸味ときりっとした飲み口、そして日本産ワインらしい繊細な味わいが特徴だ。

 もちろん、ワイン特有のフルーティさもしっかり感じられるので、ワイン好きのご婦人方にも喜んでもらえるはず。家族や親戚が集まって、白ワインで頬を赤く染めれば、2023年はきっと笑顔の絶えない明るい年になるだろう。

 他にも、お勧めしたい日本酒やワインはたくさんあるが、手土産で持っていくなら、「惣花」や「グランポレール甲州」のように、そのお酒にちょっとした逸話がある方が喜ばれる。大切な人と久しぶりに酌み交わすお酒は、やはり特別なものを選びたいものだ。(編集担当:藤原伊織)