浜田靖一防衛大臣は14日の記者会見で、幕張メッセで15日から始まる「DSEI Japan 2023」(17日迄)に関して「防衛装備庁から出展し、我が国の防衛装備品と高い技術力について広く情報発信する予定だ」とした。
浜田大臣は「情報発信することにより、諸外国との防衛装備・技術協力をより一層推進していきたいと考えている。これまでも装備移転のために各種の取組みを実施してきたところだが、官民一体となって装備移転を推進していくための施策について、引き続きしっかり検討していきたい」と述べた。
浜田大臣は「防衛装備移転は我が国にとって望ましい安全保障環境を創出するといった目的を実現するために重要な政策ツールだ」としたうえで「完成した装備品の移転はフィリピンへの警戒管制レーダーの移転1件にとどまっている」と進んでいない現況も語った。
また16日に予定の英国のウォレス国防大臣、イタリアのクロセット国防大臣との日伊防衛相会談、日英伊防衛相会談で「2035年度までの次期戦闘機の共同開発の完了を目指すための議論を行い、3か国の結束と強い意志を確認したい」と語った。(編集担当:森高龍二)