毎月勤労統計調査で従業員5人以上の事業所の労働者現金給与総額の実質賃金が2020年の賃金を「100」として、今年2月の指数は「81.4」にまで低下したことが分かった。昨年4月から各月とも前年比でもマイナス状態が続いており、11か月連続マイナスとなった。
厚労省の発表によると、2月の調査結果確報で、調査産業計の現金給与総額は27万1143円で前年比0.8%の増。業界で高いのは電気・ガスの46万2795円(伸び4.5%の増)、最も低いのは飲食サービス業などの12万2365円(4.3%の増)。
これを一般労働者とパートタイム労働者に分けた場合、電気・ガスが47万9337円(4.8%増)、15万2988円(3.1%増)。飲食・サービス業等は30万5746円(12%増)7万3256円(10.6%増)。
従業員5人以上の事業所に占めるパートタイム労働者比率は2020年の31.13%から今年2月で32.22%と1.09ポイント上昇した。昨年12月から32%台になっている。(編集担当:森高龍二)