お正月をどう過ごすか。初詣に出かけた後は自宅でゴロゴロと寝正月を過ごしているという人も多いのではないだろうか。
飲食情報サイト「ぐるなび」が昨年末に会員1000名を対象に実施したWebアンケート調査によると、正月に「毎日外出する」と答えた人は全体の1割に留まり、「外出する日もあるが自宅で過ごす日もある」が5割弱、「ほとんど自宅で過ごす」と回答した人は2割以上もいることが分かった。また、外出予定としては「初詣」が半数以上を占め、「初売り、ショッピング」「外食」「帰省」が3割程度となっている。
正月くらいは自宅でゆっくりと過ごしたい。三が日は特に人も多いし、どこに行っても混んでいる。しかし、三が日を過ぎると、さすがに退屈してくる。子どもたちは尚更だ。
家族一緒にゲームで遊んだりするのも良いが、お正月だからこそ、ゆったりと流れる時間を有意義に使って、家族一緒に簡単なコンテストにチャレンジする機会にしてみてはいかがだろうか。
例えば、一般社団法人石川県馬主協会では1月31日締切りで、今春デビューを飾る7頭の競走馬の馬名を募集している。金沢競馬のホームページで公開されている各馬のコメントを参考に、カタカナ2文字以上9文字以内で名前を考え、メールで応募するだけだ。馬主にでもならない限り、馬の名付け親になる経験なんて滅多にできない。もしも家族で考えた馬名が採用された馬が春からのレースで大活躍すれば、賭け事なんて抜きにして、家族で盛り上がること請け合いだ。
また、山田養蜂場が毎年開催しているミツバチの絵本コンクールもおススメだ。同コンクールは、ミツバチやはちみつをテーマに「自然環境の大切さ」「社会とのつながり」「生命の尊さ」を表現した作品を募集するもので、ストーリー部門とストーリーに合うイラスト(さし絵)部門の二段階形式の募集になっている。第7回となる今回のストーリー部門は、昨年すでに募集が終わっており、愛知県の岡桃子さんの「はちみつホテル」が一般の部の最優秀賞、
子どもの部では千葉県の小学六年生、本間悠暖さんの「みらいとみつばちの夏」が最優秀賞に選ばれている。現在募集されているのは、この「はちみつホテル」と「みらいとみつばちの夏」のストーリーに合うイラスト(さし絵)部門だ。最優秀作品は1冊の絵本になって全国の小学校に寄贈される。家族で一人一作品ずつ、応募してみるのも良いのではないだろうか。
さらに、家族でチャレンジできるユニークな公募が、銘木総研株式会社が主催する「第3回名木フォトコンテスト」だ。巷では今、アニメキャラやアイドルなどの「推し活」がブームになっているが、ここで推すのは「名木」。まちの名木や近所の神社のご神木などなど、木にまつわるエピソードや思い出、名木のいわれや伝承、伝えたい推しポイントなどを添えて、名木の魅力の伝わる写真をInstagramに投稿するだけで参加できる。家族の思い出の庭木を皆で撮り合って、競い合うのも面白いだろう。
旅行や買い物も良いけれど、メールやハガキで応募できるコンテストなら、自宅の中で気軽に、家族みんなでワイワイと、一緒に考えたり、創ったりすることができる。素敵なお正月の思い出になるのではないだろうか。(編集担当:藤原伊織)