在日米軍が航空自衛隊小松基地を拠点に能登半島地震被災者への支援物資を回転翼機、UH-60で能登空港まで輸送する。木原稔防衛大臣が「自衛隊が実施してきた物資輸送を滞りなく継続するため支援要請した」と16日の記者会見で語った。また17日、木原大臣は災害支援にあたっている自衛隊部隊激励のため輪島分屯地などを訪ねる。
木原大臣は「地震発災から2週間が経ち自衛隊等による応急復旧により道路アクセスが確保されつつあり、陸上における活動可能地域は拡大している。また2次避難の支援といった、過去の災害派遣では実施していない新たな任務を担うなど自衛隊の活動の幅も拡大をしている。対応は現地派遣隊員だけでなく、司令部や後方支援も含む統合任務部隊全体が一体となって行っており、災害派遣活動が長期化することも見据え、自衛隊は約1万4000人態勢で、全力で対応している」と語った。
木原大臣は「16日も人員約6800名、航空機約50機、艦艇10隻で活動を実施している。引き続き被災地のニーズを踏まえつつ持てる力を最大限発揮して対応する」と強調した。(編集担当:森高龍二)