岸田文雄総理は千葉県佐倉市内の幼保連携型認定こども園「千成幼稚園」を訪ね、子どもたちの様子を視察し、記念植樹を行った。その後、記者団に「幼児教育・保育においては量の拡大もちろん大事だが、質の向上が重要」との思いを強調した。
そのうえで「質の部分について、政府として76年ぶりに配置改善に取組んでいるが、それに加え、自治体における幼児教育センターの設置などを通じた地域における幼児教育推進体制作りの支援、あるいは一時預かり保育の環境の充実にも取組んでいかなければならないと考えている」と述べた。
今回の視察では「幼児教育を巡る様々な課題について思いを巡らす有意義な視察であった」とし「今日は8月1日、夏休み真っ最中、一昔前なら、この時期に幼稚園で元気に多くの子どもたちが遊んでいる姿を見ることはなかった。その後、認定こども園制度を創設するなど、幼児教育・保育の量の強化を図ってきた。こうした取組み成果を、こうした姿の中にも見ることができると感じた」と話した。(編集担当:森高龍二)