台風5号、熱帯低気圧に。引き続き警戒必要

2024年08月14日 07:16

 東北地方を横断した台風5号は13日未明「熱帯低気圧」に変わったが、東北太平洋側では土砂災害や川の増水氾濫の危険があり、引き続き警戒が必要な状況が続いている。

 岸田文雄総理は12日午前11時34分に「緊張感をもって、災害への警戒態勢・即応体制を保持すること。国民に避難や大雨・河川の状況等に関する情報提供を適時的確に行うとともに、地方自治体と緊密に連携し住民の避難支援等にも万全を期すこと」などの指示を関係閣僚に行った。

 岸田総理は台風対応での会見で「休日であっても、緊張感を持って災害対応に遺漏なきを期すため、松村防災担当大臣等を呼び、現時点における被害状況、危機管理体制について確認した」と語った。

 また「私からは東北地方の太平洋岸に台風が上陸した例は今回で3例目と少ないこと、東北地方の日本海側の方も先日大雨が降り、地盤が緩んでいることも考えられるということ、こういったことを踏まえて、緊張感を持って災害対応に当たるように指示を出した」と述べた。また「大雨、河川等における国民への情報提供、避難支援、被害発生時には政府一丸となって災害応急対応に当たること等、確認した。災害対応に万全を期したい」とした。(編集担当:森高龍二)