立憲民主党の野田佳彦元総理が29日、「再び総理を目指す」と9月7日告示、23日投開票で行われる党の代表選挙に出馬すると発表した。党代表選を「準決勝」、次期総選挙を「決勝」と位置づけ「政権を選択する決勝戦で勝ち抜かなければならない」と強い決意を示した。
この日アップしたブログでもその意思を示し「国家を背負う覚悟と力量が問われることになる」と綴った。党代表選には枝野幸男元官房長官が出馬表明をしている。また現職の泉健太代表や議員一期目の吉田晴美衆院議員などが出馬へ準備を進めている。
野田氏は「立憲の偏ったイメージを一新し、無党派層はもとより、自民党に失望した保守層を巻き込み、自民を単独過半数割れに追い込むことが大戦略です」と言い「対自民では戦闘力、野党連携には包容力が必要。是非、私にチャンスを与えてほしい」とアピールしている。
「ヒューマンエコノミクス」(人間中心の経済)を掲げる枝野氏は野田氏がどのような理念を掲げ、政策を掲げるのか、立憲の代表選を通して立憲の政策が広く国民に伝わる機会になることを期待している旨を29日のTV番組でも強調していた。(編集担当:森高龍二)