石破内閣は3日、防衛大臣政務官にスパイ防止法制定や父方の系統に天皇を持つ男系皇位継承をめざす日本の尊厳と国益を護る会に所属する三宅伸吾参議院議員(香川)を就任させ、同じく同会所属の松本尚防衛大臣政務官(千葉13区)を続投させた。
日本の尊厳と国益を護る会は防衛副大臣の鬼木誠氏が副代表を務めている。旧統一教会が安倍晋三元総理(故人)とともに最重要人物と応援していた山谷えり子参議院議員(比例)が常任幹事を務める会で、中谷元防衛大臣(高知1区)、高市早苗前経済安全保障担当大臣(奈良2区)杉田水脈衆院議員(比例中国)らがメンバーに入っている。
石破茂総理は3日、副大臣や政務官らが対象のそれぞれの会議で「私が大切にしてきたのは、国民の皆様方の納得と共感」といい「勇気と真心を持って真実を語る、謙虚で、誠実で、温かく実行力のある政治」を強調。
石破総理は「石破内閣は国民の納得と共感を得られる政治を実現し、日本を守り、国民を守り、地方を守り、若者・女性の機会を守る。全ての人に安心と安全をもたらす社会を実現してまいります。『日本を守る』、外交力と防衛力の両輪をバランス良く強化し、我が国の平和、地域の安定を実現します。子育て支援に全力を挙げ、多様性のある地域分散型社会づくりを目指します。デフレ脱却最優先の経済・財政運営を行い、『賃上げと投資が牽引する成長型経済』を実現しつつ、財政状況の改善を進めます」などと理解と協力を求めた。(編集担当:森高龍二)