中谷元防衛大臣はオーストラリアのリチャード・マールズ副首相兼防衛大臣と11日、約20分にわたり電話会談をし、防衛協力の深化を確認した。中谷大臣は会談後の会見で「マールズ大臣と早期に対面で話ができるよう、オーストラリア側とも意思疎通を図っていきたい」と語った。合わせて「リチャード」「ゲン」と互いにファーストネームで呼び合う距離感になった旨を強調した。
中谷大臣は「価値観と戦略目標を完全に共有する日本と豪州は同志国連携の中核」と述べ「(防衛大臣)就任直後のタイミングで、マールズ大臣と日豪防衛協力について意見交換できたことは大変有意義だった」と述べた。
また過去の防衛大臣時代を振り返り「オーストラリアとは2002年8月にヒル国防大臣、15年11月にぺイン国防大臣と対面での日豪防衛相会談を行った」などをあげ「マールズ大臣と日豪防衛協力が運用協力・共同訓練、装備・技術協力を含むあらゆる分野に拡大していることを確認した」とし「自衛隊とオーストラリア軍の相互運用性向上をはじめ各種取組みを引き続き深化させていくということで一致した」と語った。(編集担当:森高龍二)