日本共産党の田村智子委員長は30日、立憲民主党の野田佳彦代表との党首会談後に記者団のぶら下がり取材に応じ「企業団体献金禁止、政策活動費の廃止、選択的夫婦別姓や同性婚についても合意した」旨を明かし、特別国会での首相指名決選投票では野田氏指名に前向きに検討する意向を伝えたとした。
田村氏は「(野田氏から)今回の総選挙の中心的課題は政治改革だった。企業団体献金禁止、政策活動費の廃止などを含め進めていきたい。ついては首相指名での決選投票で是非、協力をお願いしたい」と要請を受けたとした。
これに田村氏は「選挙での民意に応える行動をしていきたい」とし「企業団体献金の全面禁止、裏金問題の真相究明が行われるということが確認できれば首相指名での決戦投票に前向きに検討したいと答えた」と明かした。
また国会改革や特別国会では十分な審議時間をとって様々、国民の要求に応える審議ができるということでも意見交換したと語った。
田村氏は「国会改革では少数政党の意見を反映される運営を求め、合意した」とも語った。また自民党が妨害してきた『選択的夫婦別姓』の議員立法法案の審議と成立、同性婚を認めることについても認識を共有した旨を語った。田村氏は総選挙で示された民意に応える対応を強調した。(編集担当:森高龍二)