過日、2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY:日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会)で、ホンダの「FREED(フリード)」が、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
今年度で45回目となる本年COTYのノミネート車は2023年11月1日から2024年10月31日までに日本国内で発表または発売された乗用車。
自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる59名の選考委員による第一次選考で、上位10台の「10ベストカー」を選出した。
2024年6月に発売したホンダ・フリードは、人びとの暮らしだけではなく、使う人の気持ちにも寄り添い、日々の暮らしに笑顔をもたらすクルマとなることを目指して開発されたというコンパクトなミニバン。ユーザーのライフスタイルに合わせて寄り添い、上質で洗練されシンプルなデザインのFREED AIR(フリード・エアー)、力強く遊び心にあふれるデザインのFREED CROSSTAR(フリード・クロスター)の2タイプを設定し、それぞれ個性を際立たせている。
パワーユニットはガソリンエンジンに加え、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載し、スムーズで力強い走りを実現した。
5ナンバーサイズで全長わずか4310mmの3列シートのファミリーカーは、個性的なキャラクターを持たせることが難しいカテゴリー。ホンダはその凡庸さを逆手にとって居住性、使い勝手に磨きをかけた。同時に、動的質感の向上、ドライビングの愉しさ・喜びも持たせることに成功した。ホンダが旧来から重視するM・M(マン・マキシマム、メカ・ミニマム)思想を具現化したモデルである。
本田技研のフリード開発責任者 安積悟氏は受賞の歓びを次のように語った。「私たちは、これまでフリードが大切にしてきた価値をさらに磨き上げ、お客様の生活だけではなく、使う人の気持ちにも寄り添うクルマとなることを目指し、チーム一丸となって開発しました。この想いが多くの皆様に受け入れられ、名誉ある日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたことを大変うれしく思います。ありがとうございました」(編集担当:吉田恒)