総理、年初の訪問先はマレーシア、インドネシア

2025年01月10日 06:29

 石破茂総理は9日から12日にかけて、今年最初の外国訪問にASEAN主要国のマレーシアとインドネシアを訪ねる。安全保障協力や経済面での協力関係を強化する狙いがある。

 林芳正官房長官はマレーシア、インドネシアへの訪問について「日本が重視する法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現やグローバル・サウスとの連携という観点から、海上交通の要衝かつ世界の成長センターである東南アジアとの協力は不可欠」と訪問の意義を説明。

 そのうえで「今回の訪問を通じて2025年のASEAN(東南アジア諸国連合)議長国であるマレーシアのアンワル首相、ASEAN最大の人口・経済規模を有するインドネシアのプラボウォ大統領との間で個人的な関係を構築する」狙いを強調。

 あわせて「安全保障・経済を始めとする二国間関係や国際・地域情勢の諸課題における連携の強化を確認する機会としたいと考えている」としていた。(編集担当:森高龍二)