誠心誠意、最大限努力、それしかない 国会対応

2025年01月09日 06:29

 石破茂総理は年頭の記者会見で今月24日から始まる通常国会について「臨時国会と何ら変わるものではございません」と述べたうえで「野党の方々の賛成を得なければ法案も、予算案も通すことができません」と少数与党の状況を踏まえた対応を強調した。

 石破総理は野党の理解を得るため「誠心誠意、最大限の努力を図ってまいりたい、それしかないと考えております」と語るとともに「野党を支持された方々、あるいは無党派の方々、多くの国民の方々がおられます。私たち政府として『103万円の壁』も含め(いろいろな諸課題に関して)我々がどうしてこのように考えるのかということを本当にこれ以上ないほどまでに誠心誠意、御説明をし、なるほど、政府の言うことももっともだねというふうに思っていただく環境をつくらなければ、野党の方々に賛成していただけると私は思っておりません」と国会に臨む基本的な認識を述べた。

 そのうえで、少数与党の現状打開策として、野党との連立というのは選択肢にあるのかを記者団に問われ「今の時点で連立というものを考えているわけではございません。大連立を考えているわけでもございません。何のためにということが明らかにならなければ意味のないことと思っております」と答えた。(編集担当:森高龍二)