滋賀県高島市の饗庭野演習場で陸自が3日午後に行った155mm榴弾砲FH70の射撃訓練中に着弾が確認できない事案が発生した問題で、防衛省報道官は5日までに「現在、部隊が捜索中で、保安用地を含む演習場外に着弾した可能性も否定できない」と発表した。演習場外の山林に落下の可能性がある。
そのうえで「現在(4日夕刻)までのところ、部外からの被害連絡はないが、このような事案が発生したことに対し、地元の皆様に御心配をおかけしていることを大変申し訳なく思っている」と語った。
そのうえで「今回の事案の原因は調査中だが、同種事案の再発防止に努めてきた中、このような事案が起きたことは、何らかの不十分な点があったものと認識しており、極めて深刻に受け止めている。防衛省・自衛隊としては今後、原因を究明し、再発防止を徹底していく」と再発防止に努めるとしている。(編集担当:森高龍二)