服務宣誓「日々確認大事」防衛医大卒業式で総理

2025年03月11日 06:14

 石破茂総理は防衛医科大学卒業式でのビデオメッセージで「服務宣誓」を特に取り上げ「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえる、そのような内容の服務の宣誓を行い、自衛隊医官、看護官、防衛医科大学校病院看護師として新たな一歩を踏み出すことになる」と強調。

 石破総理は「危険を顧みず、という文言はこの自衛隊員の服務の宣誓にしかない、そういうフレーズ。この誓いに今日一日、自らが忠実であったかどうか、そのことを認識し日々確認する、私は、それは非常に大事なことなのだと思っております」と述べた。

 そして「そうであらばこそ、そういうような人たちの集団である自衛隊というもの、それが日本国において、本当に最後の拠り所であり、そういうような人たちを国民が心から尊敬をする、それがあるべき国家であるし、日本はそうありたいと思っております」と求めた。

 また「トリアージ」を取り上げ「戦場においていかにしてトリアージを行うか、冷徹な判断が行えるか、自衛隊医官、看護官に求められること。このような役割を、いかなるときも果たせる組織へ変わっていかねばならないと思っている」と伝えた。(編集担当:森高龍二)