7月9日に佐賀駐屯地開設 オスプレイ配置

2025年04月16日 10:17

 中谷元防衛大臣は15日の記者会見で、7月9日に佐賀空港隣接地に「佐賀駐屯地」を開設し、オスプレイを配置する、と発表した。

 中谷大臣はこれに伴い「オスプレイを運用する『輸送航空隊』を木更津駐屯地から移駐させる」とした。「移駐に当たっては飛行の安全を最優先に、オスプレイを順次飛来させることとしており、移駐の完了時期は8月中旬になる予定」と説明。

 そのうえで「防衛省としては佐賀駐屯地の開設及び陸上自衛隊のオスプレイの移駐に向け全力を挙げて取組んでいく」と述べた。

 現況について中谷大臣は「駐屯地開設に向けてオスプレイ移駐に必要な施設整備を進めており、6月末までの完成に向け、工事は順調に進んでいる」と説明。狙いについては「長崎県の相浦駐屯地に所在する水陸機動団と一体的に運用を行うため」としている。

 中谷大臣は移駐が当初の計画から1か月遅れることに関し記者団の問いに「地元の理解、納得を得るため、非常に丁寧に行ってきた。飛行の安全確保が最優先であり、機体の整備状況を総合的に勘案し、順次進めていく必要があるため8月中旬頃までに移駐を完了できるような計画で進めていきたいと思っている」と答えた。(編集担当:森高龍二)