コーセーと三井物産は16日、三井物産が日本におけるマスターライセンシーを保持しているブランド「ポール・スチュアート(Paul Stuart)」について、化粧品製造販売に関するライセンス契約を締結したことを発表した。今年11月16日より、フレグランスやスキンケア、ヘアケアなどの男性用化粧品を販売する。
今回発表された提携によって、コーセーの商品開発力と「ポール・スチュアート」が持つファッション性や世界観と融合した商品を開発し、大人の男性が求めるエチケットとしての機能も付加した商品を提案していく。コーセーは、2010年2月に男性用化粧品市場に参入しており、10~20代を中心としたマス層向けに「アディダス スキンプロテクション」を発売するなどの実績を持つ。
「ポール・スチュアート」は、1938年にニューヨークで紳士服専門店としてスタートしたブランドであり、現在では、トレンドに左右されることなく自分のスタイルを確立している30代以上の男性をターゲットにしたブランドとして展開。エグゼクティブクラスのビジネスパーソンから広く支持されている。国内では、三陽商会が展開する衣料品を中心に、ライセンスブランドとして展開されている。
今回の発表にてコーセーは、30~50代を中心としたプレステージ層に向けての「ポール・スチュアート」の導入で、男性用化粧品分野における更なるプレゼンスの拡大を図ることを伝えている。